ジャパンカップ(GⅠ)part1

2017/11/26(日)
東京競馬場 芝2400m


1   シュヴァルグラン (H・ボウマン)
2   レイデオロ    (C・ルメール)
3   ギニョール    (F・ミナリク)
4   キタサンブラック (武   豊)
5   サウンズオブアース(田辺 裕信)
6   イキートス    (D・ポルク)
7   ディサイファ   (柴山 雄一)
8   ソウルスターリング(C・デムーロ)
9   レインボーライン (岩田 康誠)
10 ブームタイム   (C・パリッシュ)
11 マカヒキ     (内田 博幸)
12 サトノクラウン  (M・デムーロ)
13 シャケトラ    (福永 祐一)
14 アイダホ     (R・ムーア)
15 ワンアンドオンリー(横山 典弘)
16 ヤマカツエース  (池添 謙一)
17 ラストインパクト (戸崎 圭太)



<仮定>

キタサンブラック1着

相手探しが重要



キタサンブラックが現役最強馬だと思っている。
天皇賞(秋)の反動、有馬記念を見据えた調整、ユタカさんの体調 etc....
今回キタサンブラックに対する”わからないこと”は確かに多い。しかしこれまでもキタサンブラックには常に不安要素がつきつけられてきた。母父サクラバクシンオーからくる距離不安、ハイペースへの対応、持ち時計の遅さ。それらを打ち破って、GⅠ6勝の歴史的名馬に成長した。ここでも全ての不安をなぎ払い、やっぱりキタサンブラックは強い、ということを確認させてくれるはずである。




<展開>
キタサンブラックがハナへ。超スローには落とさない。1000m61.5秒程度。3-4コーナー中間から促して残り400mから追い始める。上り3Fは34.5程度で上がってくる。
勝ち時計2.24.5~2.25.0。


 根 拠  
大負けのダービー・宝塚記念(2017年)以外は前を残したことはない。負けるときは後ろから来た馬の切れ味に屈して負ける。叩き合いになれば強いから一瞬で抜き去るだけの切れ味が必要。つまりユタカさんが究極の切れ味勝負になる展開には持っていかない。超スローにもしないし、仕掛けをギリギリまで待つこともない。去年の再現をしてくる。



前目につけるのはシュヴァルグラン・レイデオロ・ソウルスターリングの3頭。ギニョール・サウンズオブアース・サトノクラウン・シャケトラがその後ろに続く。だいたい1〜3馬身の間といったところ。ここが一番のスイートスポット。


 根 拠 
道中でキタサンブラックの後ろをとった馬の成績が抜群。
人気(0,0,1,4)→着順(1,2,1,1)
天皇賞(秋)レインボーライン 13番人気→3着
宝塚記念  サトノクラウン    3番人気→1着
      ゴールドアクター   5番人気→2着
天皇賞(春)アドマイヤデウス 10番人気→4着
大阪杯   ステファノス     7番人気→2着

2017年だけでもこの成績。2016年にも同様の馬は多数。天皇賞(春)のカレンミロティックは記憶に残っている人も多いはず。



4コーナーでスイートスポットより後ろの馬は基本的には1着はノーチャンス。
残り3Fを34.5秒前後で駆け抜けるスイートスポットの馬を追い抜いて1着になるには上がりで33.9秒以上が必要。(1馬身0.2秒で算出)



 根 拠 
キタサンブラックが早めに動いて脚がたまりにくい展開ということを加味すれば上がり33秒台はかなり難しい。近2年のキタサンブラックの上がりと他馬の上がりを比べれば最大で0.7秒差。つまりキタサンブラックが34.5秒で上がるとすれば、上がり最速は33.8秒でいっぱいいっぱいということ。

先頭から1馬身→上がり3F 34.3
    2馬身→上がり3F 34.1
    3馬身→上がり3F 33.9
    4馬身→上がり3F 33.7
    5馬身→上がり3F 33.5
つまり4コーナーでキタサンブラックから3馬身以内にいないと厳しい。



<結論>
 ◉ 4   キタサンブラック
相手 1   シュヴァルグラン
   2   レイデオロ
   3   ギニョール
   5   サウンズオブアース
   8   ソウルスターリング
   13 シャケトラ



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